サラヴァ〜ピエール・バルーによるブラジル音楽への私的旅行ドキュメント
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フランス人であるピエール・バルーが、アイデアを思いついてから3日で撮り上げてしまっただけあって、大変に荒削りなビデオです。全体の構成にはまとまりがありません(これが★4つの理由です)。このビデオの楽しみ方は、各パート毎に分割して「このパートは好きかどうか?」に尽きるのではないでしょうか。「好きな人が出ている」「この人の演奏シーンが見れるなんて」等の判断基準しか適用しにくいと思われますが…。
私自身は、若かりし頃のPaulinho Da Violaの弾き語りや、彼がEscolas de Sambaについて語るシーンが収録されているだけで、このビデオを購入した価値あり、です。Maria Bethaniaと共に、レストラン(?)で収録しているのですが、周囲の人々も楽しそうで、とても素敵です。
私としてはこのパートがいち押しです(なにしろPaulinho Da Violaが好きなので(*^-^*))。
このパートで、Pierre BarouhがMaria Bethaniaに「君にとって、ブラジル人の歌手であるということは、どういうこと?」なんていうわかりにくい質問を投げかけ、Mariaが一生懸命答えているとこはとても好感が持てますね〜。ただ、Paulinho Da Violaには「なにが聞きたいのかわからないな」と、さくっと言われているのには笑っちゃいました。
Joao Da Baianaのお皿の音がちょっと気になる(笑)ところもありますが、白いスーツ姿がとてもかっこ良いですし、その白いスーツと対照的に、黒いスーツのPixinguinhaがサックスを吹いている姿も、良いですね〜。このパートでのPixinguinhaのサックスが後半のLamentoにもつながるあたりは「おっ!?」と思いましたね。
残念ながら、Maria Bethaniaは好きなのですが、トロピカリズモのあたりは好きではないので、そのパートは早送りしてしまいます。
思わぬ収穫はBaden Powell、Marcia、Alfredo Bessaらのセッションのシーン。途中、撮影カメラとマイクがぶつかる等というアクシデントがありますが、気持ちよさそうに演奏するBaden(Lamento)や、Alfredo Bessaの歌声(Formosa)など、このパートには「やっぱりライブだね!」と思わせるものがあります。
屋外での撮影が多いので、1960年代のブラジルの空気が伝わってきます。
2006年2月18日22時1分
時点のものです。