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シュリーマン旅行記清国・日本

シュリーマン旅行記清国・日本

人気ランキング : 8,304位
定価 : ¥ 840
販売元 : 講談社
発売日 : 1998-04

価格:¥ 840
納期:通常24時間以内に発送
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シュリーマンが幕末の日本を探訪していたという事実は恥ずかしながら知りませんでした。考古学者である彼の視点から捉えた当時の日本の描写は実に興味深い。現在の日本人が当時の日本人のことをかなり「誤解」しているような気がした。こうした客観的な記述は実に新鮮で、頭が非常にリフレッシュされる。
浅草寺の件など日本の民衆の風俗などに言及した部分は非常によい。

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日本人なら絶対読みなさい、と、申し上げる。安っぽい愛国心を振り回す某総理大臣は必読であろう。この本は、日本がかつて美しい国土に美しい心の人々が住む国であった事の記録である。シュリーマンの滞在は短期間なのだが、その観察の正確さは、浅草寺の件で「私は、民衆の生活の中に真の宗教心は浸透しておらず」という、今の日本にもまったく当てはまる考察ひとつとっても明らかであろう。シュリーマンが訪れたのは幕末の血なまぐさい時代ではあったが、それでも税関検査の役人は、シュリーマンが手心を加えてもらおうと渡した心づけを「ニッポンムスコ」〔日本男児?〕といって胸を叩き断るのである。今の世に、彼らほど日本人であることを誇りにし高潔な態度をとれる人がどれだけいるであろうか。今の日本があるのは、幕末の高名な人々だけではなく、こうした無名の誇り高き人々がいたからなのであろう。この本の前半はシナの旅行記なのだが、こちらは、清朝末期という時代背景を割り引いてもシナが気の毒なほど描写が辛辣である。この差が日本とシナとの歴史の明暗を分けたのでしょうね。

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トロイア遺跡の発掘で有名なシュリーマンによる、幕末期の中国と日本、共に一ヶ月ほど滞在した時の見聞録である。欧米至上主義に囚われていないことは本文を読めばよくわかるし、何らかの政治的意図を持っていたとも思えないので、ここに書かれていることは当時の忠実な描写と思って間違いないだろう。
「役人は心付けを決して受け取らない」、「世界で一番清潔な国民である」、「ニュルンベルクやパリの玩具製造業者が太刀打ちできないほど玩具のレベルが高い」、「淫らなシーンのある芝居を男女が共に楽しむ」などの記述は、現在の日本人が当時の日本をかなり誤解している面があると言うことを知らしめてくれる。また、それらと対比的に描かれている当時の中国の描写もおもしろい。
ただ、シュリーマンにとっては世界旅行の途中の一時に過ぎなかったもしれないが、日々見聞したことをもっと詳細に書き留めてくれたなら、と残念でならない。

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『あの「トロイの木馬のシュリーマン」が、幕末の江戸を訪れていた』
これだけでもとてつもない興味をそそられる本書ですが、その内容も実に面白い。3ヶ月間の滞在ではあるものの、町人文化を中心としたレポートが重ねられています。
我々、現代日本人も歴史的な知識はあるとはいえ、幕末を血肉として知っているわけではありません。逆にシュリーマンの視点からの記述が、素直に入ってくるさまが面白いのではないかと思います。
シュリーマンは日本を訪れる前に中国も訪れているのですが、そのパートはほとんどグチのような内容で占められています。この対比が非常に面白くもありましたね(まぁ、当時は阿片戦争後の混乱期でしたが……)。

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今日はこの本を読むどころか買う予定はなかったのだ。いつもは講談社学術文庫なんて、途中で投げ出してしまうのだから。しかし、今回は違った。たまたま読み始めると、寝る能わず、とうとう読みとおしてしまった。シュリーマンは『古代への情熱』で知られる有名な考古学者であり大実業家である。その彼が明治維新の三年前に江戸にきていたなんて。しかもその叙述は今まで外国人がかいた幕末日本の著書のどれよりも的確でやさしくて、発見に満ちているのだ。それは彼が自由でそして短期の旅行者だったからだろう。そしてそれ以上に彼が優秀な社会学者だったからであろう。たとえばこんな叙述がある。「私は、民衆の生活の中に真の宗教心は浸透しておらず、また上流階級はむしろ懐疑的であるという確信を得た。ここでは宗教儀式と寺と民衆の娯楽とが奇妙な具合に混じりあっているのである。」彼は浅草観音寺の絵馬に花魁の姿絵があることに驚き、あらゆる娯楽がこの寺の周りに集中していることを観察してそういう結論を下しているのだが、まったく鋭いといわざるを得ない。あるいは浅草の大芝居を見ていて、詳しい描写があって、当時の芝居の内容を的確に伝えているが、(その内容も今では上演されていない歌舞伎なので面白いが)男女が平等に芝居を楽しんでいる様子を読み、当時の町人文化の様子が分かり面白かった。当時のいろいろな物価を細かく報告していたり、中国や、ヨーロッパとの比較を何の偏見も持たずにしていたり、愛宕山や、団子坂から見える江戸の風景を見事に描写していたり、本当にいろいろな発見がある本である。
訳者の石井和子氏はこの本の翻訳のために現地調査を念密に行っており、図版も多く、非常に分かりやすいものになっている。シュリーマンの訪ねた江戸をテーマに小旅行をしたくなってしまった。


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このページの情報は
2006年2月18日22時1分
時点のものです。

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